ここで言う感動とは、テレビや映画を観てうるうる涙を流すような感動ではありません。驚きや恐怖心、とにかく顧客の心が揺れ動けばそれは全て感動だという定義です。
こんなに物が溢れている時代、どうやって物を売るのか??
ビジネスで起こる人間の本能
人間の本能を大きく3つほど紹介していました。そしてそれらを活かした、効果的な商品や店舗紹介フレーズ、店舗、サービス作りをしていきましょう!!と言うことでした。
バンドワゴン効果、、人気なものに人は集まる人間の特性。
例 みんなが選ぶ月刊人気ランキング1位
常に1時間待ち!行列のできる人気ラーメン店。
決断するとき多数の動きに反応したり、多数が支持する物を無条件で信用したりしますよね??
スノッブ効果、、人は珍しい物、限定された物に集まる人間の特性。
例 ・職人が造る生産量の限られた貴重な日本酒!!
・1日10食限定!!大間の本マグロで造る海鮮丼
手に入りにくいモノですから興味引きますよね?
例えば商品や席をあえて制限したり、商品を期間限定で供給したりすれば、興味を引く効果はありそうですね!
ヴェブレン効果
商品が高いと、その価値も高いと思うということ。(本来はこっちの意味だと思う → 高価な物ほど顕示欲、つまり自分の強さや魅力を誇示したい認められたい、などという欲望が増大するという効果。)
例 ・都心、タワーマンンション3LDK 8800万円〜
・フェラーリ スイートルーム
人にもよりますが、高価な商品を手に入れると、自分が何者かになった気持ちにさせるのかもしれませんね。誰にでも買えないからこそ高価は魅力なのです。
竹花さんの定義するヴェブレン効果が働いた例
あるところに客入りが悪い宝石店がありました。
困り果てたマネージャーが商品設定を全て1/2にするよう部下に置き手紙を出して出張に出かけたそうです。そしてそのマネージャー、数日後帰ってきみたらびっくり!!
ショーケースから沢山の商品がなくっていたそうです。なんと商品タグ見ると価格が1/2ではなく、2倍になっていたそうです。部下が勘違いして価格設定を間違ったそうな。。
バンドワゴン + スノッブ
例 ・10万人が選んだ生産量ごく僅か、奇跡の日本酒!!
・テレビ、インスタで話題の1日限定50食、噂のパンケーキ!!
先ほど紹介した物の組み合わせですが、さらに興味そそりますよね!自分の商品紹介する時もこの二つの効果を意識して考えるのはとても効果的だと思います。
バンドワゴン + スノッブ + 権威性
5万人の会員 + 入会日は月2回 + 代表竹花(資産80億円)= MUP カレッジ
今ネット、インスタで話題の一流芸能人も利用する、半年待ちの美容エステ!
権威性は芸能人、学者、社長、国会議員など様々ありますが、社会的地位が上の人達の言動発言を疑いなしに信じ込んでしまうことですね。
感情の変動幅
人間は何かを得たときの感情と何かを失ったときの感情、どちらが心を揺さぶられているのでしょうか?答えは失ったときの感情です。これも人間の本能から来ています。
ダメな例 アンケートのご協力で3,000円お得!!
良い例 アンケートにご協力頂かない場合、3,000円の損害!!
この後者のように人間は得する状況よりも損する状況をなんとかしたがる生き物で、何かを失う恐怖から逃れたいという気持ちが働きます。竹花さんはこの話のときかなり荒ぶっていました笑
危険、不安、辛いなどの状況から人間というのは本能的に逃げ出したい生き物なので、ちょっとあくどいようにも思えるが、何か商品を発信するときそんな人間の本能を刺激できるのもまたプロなのかもしれない。
私見を話す。
僕自身自営(金属加工業)として働いていて、ある程度商品の相場という物が決まっていますが、特に緊急対応などのときはいつもより高めの見積もりが通ったりします。
仕事の依頼が来たらレスポンス良く対応する。
時間的制約がある中、嫌な顔をせず快く仕事を引き受ける。
頼みやすい。窓口の人間としてはまだまだ若いから。
仕事だからやって当然な事だとは思うのですが、なんせ職人が多い業界なので人間的にもクセのある人が多いのです。
スノッブ効果とはまた違うかもしれませんが、上記のことを踏まえた数少ない存在になり続けたいと思います。
時間単価が上がり同じ作業時間内で、より多くお金を稼げることはビジネスとしてとても魅力だと思っています。
竹花さん自身も、流行ったら値段を上げるそして顧客絞る、それを繰り返さなきゃダメだと熱く語っています。
周りの同業者で、うちは値段が安いんだと自慢気に言う人がいますが、値段でしか自分の会社の魅力を語れないのかなと思ってしまいます。ビジネスとしてとても魅力に欠けてしまいます。
シンプル化
みなさん、自分のお店でもブログでもインターネットHPでも面倒くさくなっていないですか?
今あるものはそぎ落とす。
詰め込みすぎず、何かを継ぎ足しで完成させようとしない。
今はそんな時代なようです。
サービスやモノ、会社説明など情報量を沢山詰め込んだ挙句、顧客側が何も受け取ってくれなければ何も意味がありません。よくこんなことありませんか?
レストランやバーなどのメニュー表で、見たことも聞いたこともないようなメニューがずらり並んでいる。顧客の場合素人だって多いはずです。
我が社は・・・・・です。と長々と経営理念や特色などから始まる様々な企業HP。
プロ、職人、店員、専門家などは1を語れば10のことをわかって当然ですから、言葉だって専門用語ではなく、おばあちゃんでもわかる言葉遣いでなければなりません。このように顧客に対して親切ではないことが沢山あります。
まず、人間は字を読んだり、口頭で物事を理解すよりも(聴覚からの情報)、図や絵なのど視覚でとらえた情報の方がはるかに理解力が深まることが証明されています。百聞は一見に如かずです。
さらにそれら全てを組み合わせればより理解力が深まります。テレビやyoutubeなんかが良い例ですね。
だから商品説明や企業HPでもシンプルで簡潔な言葉使い、目に入った瞬間に誰でも理解できるような図や絵なのです。
顧客は情報を読み込んで理解する。そこでようやく選択肢に加わり、勝ち抜いて購入に繋がるのです。上で述べたことを踏まえて、客観的に自分を見つめてみてはどうでしょうか。
読み込んで理解してくれる時間が10秒より5秒、5秒より1秒 短ければ短いほどあなたのチャンスが大きくなります。
もし何も出来ていないとしたら、顧客が見てくれていない、他に流るといった事が起き、知らぬ間に機会損失を生んでいるかもしれません。
だからあくまでもシンプルにです。
ずいぶん主観で話していきましたが、
スティーブ・ジョブスが面倒さい商品PR(新聞9ページ)から、シンプルな企業PR『think different』のたった2文字で会社を立て直していった事、
明太子の海外売り込みでは、これまた商品の長々とした説明から『スパイシーキャビア』とシンプルに名前だけを変えただけで、売り上げが6倍に転じた事、
このような事例も踏まえ、シンプルにすることの重要性を竹花さんは訴えていました。
まとめ
情報量の多い時代です。最初から興味がなければ見向きもされません。
聴覚、視覚、で効率よく情報をインプットできる工夫。
情報伝達スピードが速ければ速いほど、興味関心へ移行する確率も上がり、
購入への確率も上がっていく。
その為には面倒臭くならないように、誰にでも解るよう『シンプル』にまとめあげる事。